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311 ストーブでおじや

あっという間だったのか。それとも長かったのか。もしくはやっぱり変わらず1年が経っただけなのか。それぞれ、人それぞれ、でもみんな同じ一年目を迎えた今日、3月11日。被災された方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、震災直後から被災地などでご活躍になられた方々、今も活動をつつけたおられる方々へ敬意を表したいと思います。自分が家族皆とともに今日、手を合わせれたことを感謝します。
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報道などでは連日のように震災関連の特集が組まれ、当時の出来事や重いが、忘れていたちょっとした記憶がはっきりとよみがえってきます。ストーブで"おじや"を作ったあの日、ここも停電が続き、電話はほぼ通じず、ラジオから聞こえてくる情報はまるで作り話のように感じていたことを覚えています。雪も降っていたしストーブ無しでは厳しい寒さだったこと。24時間以上も停電が続き、その後に準備をした仕事で使っている発電機で近所の数件で電気を分け合いました。やっと見たテレビから流れてくる映像は生々しく、今まで見たことも想像したことも無いけど本当の出来事と痛感せざるを得ない事実でした。余震が続く中、「大雪の時じゃなくて良かったね」と夫婦で話をしたことを覚えています。そして身内の東北沿岸の方々へ連絡をしまくったことを覚えています。その横で子供たちが賑やかにしていたことを覚えています。スーパーからは商品が消えかけ、購入するためなのか客のいない路線バスが駐車場に停まっていたのを思い出します。
もちろんあの時は、「今日は3月11日」なんてことは全く思いもしませんでした。

ちょうど1年。あの時どうだったのか。その後どうしたのか。それの行動は良かったのか、悪かったのか。日常を取り戻したあと、どうだったのか。もし震源地がこっちだった場合どうすべきなのか。本当にあの時の行動が自分たちの命をつなぐために良かった選択だったのか。
あの時を非難するためにではなく、将来を楽しむためにも、少しでもいいから一度家族や中まで話し合っておかなければいけないと思った今日。

2012 03 11 横にある寝顔を眺められることを感謝します。そして、直接目にした津波被害のあの光景が、早く緑色になることを望みます。

by iwamurakensyo | 2012-03-11 23:02 | エトセトラ  

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