すまい給付金の効果(住宅ローン減税も)
今年2014年4月に実施される消費税増税(5%→8%)に伴い実施される「住まい給付金」などの、最近の住宅関連の変更点についての勉強会に出席してきました。今回のポイントでもある「すまい給付金」について、おさらいの意味も込めここにメモしておきたいと思います。
●まずは「すまい給付金」とは?
消費税増税後に住宅を取得する場合、負担軽減のために現金が給付されるもの
●んで、いくらもらえるの?
給付額 は 「対象住宅に住まう方の都道府県民税の所得割額」×「持分割合」 で決まります。
・・・・・・文字にするとむずかしいので、抜粋した図はこちら。
これから新築をご検討中の方で、「ざっくり、自分ならいくらもらえるだろ?」を知りたい方は、すまい給付金のホームページにかんたんシュミレーションがあります。ご自身の収入などを入力すると、参考値として額が出ます。
そして、もう一つの「住宅ローン減税」。こちらも増税に伴い所得税からの控除額が変更となります。こちらも詳しい内容が すまい給付金 のホームページにありますので、住宅ローン減税制度の概要をクリック。
二つを合わせた効果の例をここにあげます。(上の写真の例)
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★設定条件
工事価格2,650万円(税抜)の新築工事
住宅ローン融資額2,500万円、35年返済、金利2.0%固定
家族構成4人(夫収入420万円、妻専業主婦、子供15歳、13歳)
4月以降に住宅を新築すると
★の住宅を消費税が5% → 8%へupした場合、795,000円の増 となってしまいます。
しかし、住宅取得の優遇として
Aすまい給付金 300,000円 がもらえます。
B所得税控除が 356,850円 多くもらえます。(今まで10年で1,787,500円。今後は10年で2,144,350円)
つまり、
消費税5%→8%に伴う増税額 795,000円ですが、656,850円の優遇がありますので、スマホ料金によく登場する「実質」でいうと、
工事価格2,650万円(税抜)の新築工事にともなうプラスは、実質138,150円 となります。
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これはあくまでも、★の例のお話です。ご自身の設定条件によるシュミレーションは、すまい給付金 のホームページにありますので、ごらんください。
また、リフォームに対する補助も今後出そろってくることが予想されます。このブログで随時更新予定です!
■増税前に!住宅を取得してしまおうとお急ぎの方へ。
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急いで「おまかせ」「まあ、そんなもんだろ」「それでいいか」で、なんとなく今よりいい環境へお引越しするのも、「住めば都」悪くはないでしょう。「家を手に入れる」のは額も大きいだけに消費税upに伴う合計金額up額は、確かに疑いたくなる大きな額です。わかります。
が、一生に何度もあるお買いものではありません。そこらで洋服や時計を買うのと訳が違います。そう簡単に買いなおせる額でもありません。せっかく取得した家を一部壊しちゃうようなリフォームを、すぐに行う気にもならないと思います。
「半袖でもあったかい家がいい!」「雪おろしだけはしたくない」など「そうじゃなくて、こうしたいんだ!」を十分にご検討してご購入することが、長い目で見た場合に余計な出費のかからない良い家だと思います。きっとそれが愛着のある「自分だけのお気に入りのすまい」となるはずです。
by iwamurakensyo | 2014-01-29 00:13 | 新築リフォーム補助金