断熱材の厚さは、暖房費をケチるためです

猛烈な低気圧の影響で外壁工事が中止となっている今日、施工中の220mm断熱の家では問題なく内部造作工事が行われております。室内は基礎コンクリートを乾かすための小さなファンヒーター&除湿器&サーキュレーターで床下15℃、1F13℃、2F12℃です。床下にもぐっての設備配管工事屋さんは汗だくです 笑

そんな工事中にも関わらず、いまだ協力いただいている業者さん(低燃費住宅に不慣れな)の中には、
「こんなに断熱いれる意味あるのかい?」
と、いう職人さんもいますが、
「全く問題ないでしょ!」
というと、
「しかもここまで気密とってたら換気とれないで汗かいて大変になるんじゃねーの?」って言っています。
もちろんそこは間違っているので、
「〇〇さんの言う換気って、スキマ風のことでしょ?」と。
「換気とスキマ風はちがうべ~」っていうと、
「息苦しそうでおれは嫌だな」っていう。。。。まだこちらの説明不足で、固定概念を覆すにはしばらく時間がかかりそうです。

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そもそもなぜ壁を220mm(実質120+105=225mm)も断熱しているのかというと、冬寒いときに寒さを我慢したくないし、家でのほほんと過ごせる室温にするための暖房に吸い取られるお金がもったいと感じるからです。(写真は、天井の断熱材300mm この厚さが秋田県南では努力基準かも)


今この時期に外に出てみるとわかるように、明らかにのほほんと外出できる温度ではないです。今日も昼頃の気温が-2℃で猛吹雪です。たぶん犬だって庭駆け回れる環境ではないですね。ちょっとここは横手の厳しい環境のせいにしてますが、冬を考えると横手に住んでいる以上、積雪とどんよりな天気にはあらがえないので、休日は割り切ってスキー場に行くか屋内にこもるかの二択になってしまいます。

じゃあ家の中はのほほんとできる環境なのかい?というと、たいていのお宅がこたつや床暖やストーブなどの暖房器具頼みで暮らしていています。

もし灯油で暖房しているのなら200Lタンクで何日過ごせているのでしょう?
たとえば10日で底をつく用であれば、1日20L×95円=1,900円の灯油代がかかります。ざっくり3カ月=90日とすると、冬だけで90日×1,900円=171,000円ものお金をかけて快適に暮らしていることになります。これが20年続くと仮定すると、1軒の家から20年で342万円が暖房費に消えています。灯油代が今後も値下がり傾向であることは限りなく可能性が低いので仮に110円/Lで計算すると、20年で396万円の暖房費です。
これが断熱効果で1/3になれば132万円浮きます。1/2になれば、198万円浮きます。
もしあなたがキャンプ好きでSnowpeakを愛用しているのであれば、Specialmeetingに参加できるほどですねw
長い目で見ると、それくらいの効果が期待できるのです。住んでいる家が築20年以上であれば、熱ロス住宅かもしれません。もしかしたらそれ以上の効果が期待できるかもしれません。

だから、断熱性能を上げて光熱費に占める割合の高い暖房費を抑えるのは、楽しく暮らすために効率の良い方法だと思うのです。
もちろんここには気密性能もからんでくるのですが、そのお話はまた後日。


・・・
余談ですが、良かれと思いススメられるがままにオール電化住宅にしてしまって、「人には言いにくいけど、うち寒いかも」なんて感じている人も、ひょっとしてそうかもしれませんよ。なかには「オール電化=あったかい」などと無条件で信用している人もいますが、電気をそのまま熱変換するのはかなり効率の悪いことです。200円の乾電池と200円のカセットガスボンベでどっちが暖をとれるか、想像するだけで明らかな違いです。

そもそも油を燃やして熱を捨てて電気をつくって、その電気でわざわざ熱を作っているのですから、大切にしなくてはいけないはずです。
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by iwamurakensyo | 2014-12-17 23:21 | ローエネルギー  

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