ファッションは糸から作られる
「羊さんもさ、夏になるとどうしてもフケが出るのよ。だから刈り込み遅い糸はどうしても品質にばらついてしまうから、カシミア、カシミアっていってもそこら辺のデパートとうちで扱ってるカシミアは違うんだよ。リンゴも同じ、大工さん使ってる秋田の杉だって違うべ?」なるほど確かに。
完成品のマフラーを触らせてもうと、現場終わりのこの手で触っちゃいけないような感触!恥ずかしながら初体験のふわふわ感。
「やっぱ人の手の編み機じゃないとこういうのも作れないのよ。機械で調整すればそりゃ同じようにふわふわになるかもしれないけど、職人さんのトントンってやる具合にはかなわないわけよ」
と語る方は、湯沢で織物の糸を作っている社長。氏の友人を介し、日頃工場の修繕などでお世話になっております。
ものづくりにはとことんこだわる会社で、パリコレやファッション誌の1ページを飾るモデルさんが着用している服の、生地の、糸を作っているところ。糸を作ってはサンプルを編んでもらって、もう一度糸をヨリなおしてサンプルを仕上げ、あのようなニットやコートが世に出回っている事実を教えてもらいました。っていうのを最近知って驚いております。
まさか自分たちが手がけた工場内のあの簡易的な間仕切りの向こうで、シャ○○の素材が作られていたとは。
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ホントに驚きを隠せなくてすいません 笑
前置きが長くなりましたが、今度の土日、12/19,20に工場で直販セールを開催するそうです。
先ほどその一部を拝見してきました。アノ立派なジャケットや、よく見るブランドのセーター、とっても肌触りの良いマフラー、え?ソンナに有名なものまで!みたいなアレコレが並ぶようです。まさに早い者勝ちだと思われます。
手織り好きな人は、糸も販売されるそうです。自分の知っている限りではアノ方とアノ方くらいしかおりませんが、結構すぐなくなっちゃうようです。あまり詳しく書いちゃうと当日自分の欲しいのが売れちゃいそうなんでこの辺で 笑
by iwamurakensyo | 2015-12-15 18:51 | エトセトラ