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窓の雪囲い 本年ラスト

「雪落ちてくるたび、(窓)壊れないか心配で・・・、いがった~」
お待たせして申し訳ありませんでした。窓の雪囲いラスト、なんとか本年中に間に合いました。
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巷のうわさでカマキリの卵の位置がいつもより高いとか低いとか、天気予報で平年より暖冬だとか、もろもろありますが雪国であることは間違いないここ秋田の横手。岩村建匠にも早くも屋根の雪下ろし作業の一報が入ってきております。

毎年のことで慣れてはいることとは思いますが、これから始まる屋根の雪下ろし、日々の除排雪作業は本当に油断禁物です。意外なところに危険が潜んでいますので、ひとまず足元注意、頭上確認は必須です。安全確認を怠らず、十分に注意して作業してほしいと思います。

あと、秋田では雪下ろし注意情報なるものが発令されるようになりましたが、その際の「ヘルメットと命綱をするようにしましょう!」はいかがなものかと思います。ヘルメットはまあある程度の気持ちの引き締め効果もありますしヨシ。しかし、雪下ろしの際に命綱を安全に支持できる状態の屋根が、県内の住宅の屋根にどれほどあるでしょうか?多分管理の行き届いた工事現場以外にほぼ見つからないと思われます。不用意な親綱のかけ方(テンションが緩すぎ、固定が緩い)で、命綱への過信は禁物です。逆に作業の妨げとなりかねませんのでご注意を。
何でもかんでも体と何かをつなげりゃいいってもんじゃありません。テレビのアンテナに体をつないでも、落下したらアンテナが多分折れちゃいます。
命綱が意味ないってことではないので誤解しないでください。不安定な状態の命綱へは命を委ねれませんので気を付けてください。
命綱のかけ方までは雪下ろし注意情報で教えてくれないので、一応書いてみました。


話はそれましたが、軒下の落雪の衝撃や屋根の雪下ろしによる雪山の雪圧で窓が壊れないようにするのが「窓の雪囲い」です。もし「うちの窓もヤバイかな?」と思われる方、ご相談お受けいたします。簡単に設置・対策できるのが網戸レール式の雪囲いです。「毎年毎年、雪囲いも一日仕事で大変なのよ~」という方、引違窓の雪囲いであれば1窓1分で設置OKです。

本来であれば、建築時になるべくそういう問題は解決したいものですが、デザインや機能面でやむを得ず窓の雪囲い対策が必要な場合は、ぜひご一報を!
対策不可能な窓もありますので、その際は応急的な代替案にて対応させていただきます。


・・・・
クリスマスなことすっかり気づかず、事前連絡したとはいえ、遅くに失礼いたしました。
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by iwamurakensyo | 2014-12-24 23:00 | 雪おろしとか  

断熱材の厚さは、暖房費をケチるためです

猛烈な低気圧の影響で外壁工事が中止となっている今日、施工中の220mm断熱の家では問題なく内部造作工事が行われております。室内は基礎コンクリートを乾かすための小さなファンヒーター&除湿器&サーキュレーターで床下15℃、1F13℃、2F12℃です。床下にもぐっての設備配管工事屋さんは汗だくです 笑

そんな工事中にも関わらず、いまだ協力いただいている業者さん(低燃費住宅に不慣れな)の中には、
「こんなに断熱いれる意味あるのかい?」
と、いう職人さんもいますが、
「全く問題ないでしょ!」
というと、
「しかもここまで気密とってたら換気とれないで汗かいて大変になるんじゃねーの?」って言っています。
もちろんそこは間違っているので、
「〇〇さんの言う換気って、スキマ風のことでしょ?」と。
「換気とスキマ風はちがうべ~」っていうと、
「息苦しそうでおれは嫌だな」っていう。。。。まだこちらの説明不足で、固定概念を覆すにはしばらく時間がかかりそうです。

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そもそもなぜ壁を220mm(実質120+105=225mm)も断熱しているのかというと、冬寒いときに寒さを我慢したくないし、家でのほほんと過ごせる室温にするための暖房に吸い取られるお金がもったいと感じるからです。(写真は、天井の断熱材300mm この厚さが秋田県南では努力基準かも)


今この時期に外に出てみるとわかるように、明らかにのほほんと外出できる温度ではないです。今日も昼頃の気温が-2℃で猛吹雪です。たぶん犬だって庭駆け回れる環境ではないですね。ちょっとここは横手の厳しい環境のせいにしてますが、冬を考えると横手に住んでいる以上、積雪とどんよりな天気にはあらがえないので、休日は割り切ってスキー場に行くか屋内にこもるかの二択になってしまいます。

じゃあ家の中はのほほんとできる環境なのかい?というと、たいていのお宅がこたつや床暖やストーブなどの暖房器具頼みで暮らしていています。

もし灯油で暖房しているのなら200Lタンクで何日過ごせているのでしょう?
たとえば10日で底をつく用であれば、1日20L×95円=1,900円の灯油代がかかります。ざっくり3カ月=90日とすると、冬だけで90日×1,900円=171,000円ものお金をかけて快適に暮らしていることになります。これが20年続くと仮定すると、1軒の家から20年で342万円が暖房費に消えています。灯油代が今後も値下がり傾向であることは限りなく可能性が低いので仮に110円/Lで計算すると、20年で396万円の暖房費です。
これが断熱効果で1/3になれば132万円浮きます。1/2になれば、198万円浮きます。
もしあなたがキャンプ好きでSnowpeakを愛用しているのであれば、Specialmeetingに参加できるほどですねw
長い目で見ると、それくらいの効果が期待できるのです。住んでいる家が築20年以上であれば、熱ロス住宅かもしれません。もしかしたらそれ以上の効果が期待できるかもしれません。

だから、断熱性能を上げて光熱費に占める割合の高い暖房費を抑えるのは、楽しく暮らすために効率の良い方法だと思うのです。
もちろんここには気密性能もからんでくるのですが、そのお話はまた後日。


・・・
余談ですが、良かれと思いススメられるがままにオール電化住宅にしてしまって、「人には言いにくいけど、うち寒いかも」なんて感じている人も、ひょっとしてそうかもしれませんよ。なかには「オール電化=あったかい」などと無条件で信用している人もいますが、電気をそのまま熱変換するのはかなり効率の悪いことです。200円の乾電池と200円のカセットガスボンベでどっちが暖をとれるか、想像するだけで明らかな違いです。

そもそも油を燃やして熱を捨てて電気をつくって、その電気でわざわざ熱を作っているのですから、大切にしなくてはいけないはずです。
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by iwamurakensyo | 2014-12-17 23:21 | ローエネルギー  

C値0.2 中間時点

「結構すごいことになってましたよ」とYKKさん。
渡された書類は先日の中間時点での気密測定結果。まさかまさかの、C値0.2!
正直、断熱・気密を全くの自前施工でどの程度なのかということを測定したことがありませんでした。施工している大工さんも、「こうすりゃ気密とれるだろう」という自分たちの考えをもとに先張りシートに気を使ってみたり、「この方が断熱切れないだろ」ということで下地の入れ方を変えてみたりと手さぐりの「よかろう」施工でした。
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確かに今回は特に気を使ったのもありますが、1.0切れればいいのかなと思っていたのが0.2!
正直施工している本人たちが驚いています。現場発泡断熱施工でない、手詰めグラスウールの防湿シート気密。この結果は本当に大工のみんなのおかげよw
ある意味普通の気密施工して、ジョイントの気密テープにいつも以上に気を使ってみた。という結果が、C値(相当隙間面積)が0.2cm2/m2

基礎施工時からの気密への気遣いがやっと結果が見えて、やっと気持ちが楽になったのも正直w
もちろん、中間時点での一番気密層(防湿シート気密)が健全かつ換気などのスリーブ目張り状態での気密測定であることは分かっております。完成時の本試験では、数値UPが否めないと思っています。
慎重に工事進めてまいりマス!!

取り急ぎのご報告でした。
Q値は、まだ計算できていません。分かり次第お知らせします!!
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by iwamurakensyo | 2014-12-12 22:34 | ローエネルギー  

中間気密測定で、施工精度を確認

220mm断熱の家で、中間気密測定を実施しました。
今回の測定技師は、いつもAPWでお世話になっているYKKさん。
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気密測定とは、専用の気密測定マシーン(送風機)を使って住宅内の空気を強制的に屋外へ排気します。そのことで屋内を負圧にします。すると、わずかな隙間から屋外の空気が流れ込んでくるのです。その隙間の面積(cm2)を計器で測定するというものです。

一般的には気密測定は完成時に行うものですが、気密層を形成した時点で気密測定を行うことは非常に有意義なテストです。なぜならば、施工のミスや不良を「体感=隙間風」と「目視=気密層に穴、気密処理忘れ」弐より確認でき、すぐに補強できるのです。もし仕上げ材を施工した後に壁からの隙間風を発見した場合、本当にお客様に良い状態で引き渡したければ、その部分を解体して再気密処理の上で再仕上げという段取りを踏まなくてはならないのです。相当な時間と労力を費やすので大抵の場合は「隙間でかかったな~くやしいぜ!」で終わってしまうでしょう。再工事も実質工務店負担となるのですから。
でも一生に一度の高い買い物の家。特に繊維系の断熱材は、せっかくの断熱も隙間があっては効果減となってしまうわけですから、ミスがあるみたいで済まされてはお客様は納得しないですよね。

で、1回目の測定ではがきサイズくらいは覚悟していたのですが、思っていた以上の29cm2。ここで、玄関戸の下の埋めモルタル周辺に漏気が発覚。いずれ玄関タイルの下地モルタルなどで埋まってしまう部分ではありますが、念のためブチルコーキングで処理。その他テープ不良を訂正し、25cm2で確定。これは住宅全体の外部に接する面にある微細な隙間の合計が5cm×5cmあるということになります。自分の中ではクリアな数値かと思っています。

気密測定値は、断熱効果の信頼度を知らる指標であるとも思います。しかし、断熱・気密の性能は、それを理解する大工さん達の施工に大きく左右されます。出来ることなら、1棟1棟気密測定の実施をおススメしております。
(補正値を確認できなかったので、C値はまだここに書けません。では、詳しくはまた後日)
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by iwamurakensyo | 2014-12-10 22:54 | ローエネルギー  

冬のオガールへ

やはり来たかという大雪に見舞われている横手を離れ、お隣岩手の紫波町、オガールへ。
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横手のテンションが下がってしまいそうな暗い空に比べ、同じⅡ地域とは思えない程の明らかにお出かけ日和な紫波の空は、羨ましいの一言です。おかげかオガールでも屋根から垂れ下がる雪庇(屋根の固まった雪がずり落ちて迫り出している状態)が見えました。成長した雪庇が今にも落っこちそうで、ちょっと危険かなと。雪の降るとこ、同じ問題抱えてるんですね。

一番の興味は木質チップで地域暖房をしている冬の現状はどんなものかということ。
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現状、オガールベースと住宅街区に供給されている熱は十分で、年間暖房負荷48kWh/m2以下のエコハウスは快適温度そのもの。大開口のトリプルガラスから入る温かみと高性能且つハイセンスなZEROサッシには、一同興味津々。写真にはありませんが、やはりドレーキップいいですね。網戸の問題を考えるとどうしても内付網戸は、内観のやぼったさと、虫の問題が切り離せません。上げ下げ窓であれば網戸が外に付くので、結構多用していましたが、風当たりの強い地域では隙間風の風切り音が防ぎきれません。その点ドレーキップ窓は、風雨の侵入の可能性を除けば、網戸も外付け出し気密性も十分確保できるます。かつ室内に存在感を現してしまうロール網戸のぼっこり感のないすっきりとした内観が得られます。ZEROのすっきり感は群を抜き、おしゃれです。

話は窓へそれましたが、地域暖房なんかいいですね。これからの地方のキーワードになる感じがします。やはり地域資源としての木質利用は、効率の面から考えると発電と比べると熱利用が適だと考えます。それが紫波町のようなまとまった地域で活用できるなら、小規模発電よりも最高に恩恵ある取り組みだと思います。熱ロスを考えると、エネルギー源から供給側への配管の断熱も重要となってきます。横手のような豪雪地域では、道路沿いに配管することで配管からの熱ロスは融雪効果が期待できてしまうかもしれません。(と、いうだけは簡単ですが)
ひとまず始め易いのは家庭への木質暖房機器の導入です。活用されるべき乾燥木材の廃材が豊富にあるならばペレット製造&ペレットストーブ、林業が盛んであればもちろん薪ストーブ、横手のような田んぼばかりが広がる地域ではもみ殻を活用したモミガライトの薪ストーブ利用が最良の選択肢の一つだと思います。

といっても北海道よりも灯油消費量の多い秋田では、まずは建物の省エネルギー化が先でしょう。


余談ですが、ドイツでもなかなかうまくいってない木質廃材利用のバイオマスのエネルギー発電みたいですが、横手のバイオマス発電はどうなのでしょうか?良くも悪くも、次への糧とするなら正しい結果を公表していただきたいものです。
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by iwamurakensyo | 2014-12-07 23:04 | ローエネルギー  

100mmの断熱をプラス

なかなかのあったかそうなピンク色に包まれた220mm断熱の家。
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ここ雪国横手は、昨年までの数年の豪雪を思うと、珍しいほど良い天気に恵まれ、雨・雪に濡れることなく外壁側の付加断熱の施工が終わりました。(写真は先日のもの)
多少の水濡れは通気層経由で蒸発されるので大丈夫ですが、やはり施工側としてはなかなか濡らしたくないのです。できれば最高の状態で。

一面ピンク色に包まれた外壁の様子は、施工の過程で見える小一時間のみの限定外観は、この時期の寒々しい空に似つかわしくないあたたかさを感じさせてくれます。当然見た目だけではない、室温キープ力を発揮してくれるはずです。

「ってことは灯油代かからない家ってこと?」
「イエス、せっかくのあったかい空気を逃がしたくない家」
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by iwamurakensyo | 2014-12-02 01:47 | ローエネルギー