ガラスを通す向こう側
チラリズム。と聞くと、第一印象は皆さんのご想像にお任せしますが、その気持ちをくすぐる見た目は時にとても心地よいものだと思います。
静かに1人、好きな音楽を聴きながら、コーヒーやお酒をたしなみながら物思いにふける時。(窓辺の向こうに見える川沿いの夕焼け風景なんかがあれば最高です)その時は、すでに一人のワールドの中にいる心地よいヒトトキだと思います。空想、妄想のイメージを膨らませているその瞬間、不意に視覚から飛び込む窓の向こう側の近所のおじさんの買い物袋を手に持ったくたびれた姿だったりする超日常風景は、心地よい現実逃避とも呼べる空想の世界から瞬時に現実に引き戻してしまうKEYだったりするものです。
窓は時に脱出用などの緊急的目的もありますが、基本、採光・際風の為にあるものです。折角の採光用の明るい窓も、「通りから見られてるようで。。。」「向かいのラーメン屋の換気扇が匂うのよ」など、屋外からの視線、臭気が気になりシャットアウトしているようではもったいないと思うのです。どうせ採光・通風効果のない窓ば耐力的・断熱性能的観点から言えば外壁にする方がいいです。
だからたまに思うのです。
サッシメーカーの窓ガラスは、通常選択できるのは、透明or型ガラス(ボコボコしてて向こう側がボヤボヤして見えるガラス)なのです。
樹脂サッシに合うかどうかは別として(笑)、写真のようなガラスをチョイスできる当時がうらやましいかなと思うのです。
by iwamurakensyo | 2014-08-21 00:23 | エトセトラ