なんなく2mあがるため

1階に高さ2mのガレージをもつお宅のもやもやがすっきり。
「いや〜なんでほんとに何の疑いもなく、何十年もこうしなかったのか自分たちも不思議です 笑」
「ここ1週間くらい玄関通ってないことに気づいて、たまに通ってます 笑」
とオーナー様家族のみなさん。


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ガレージのある家はとても魅力的ではありますが、今回の物件は、室内に入るためにガレージから一度外へ出て、玄関先の10段以上もある急な外階段を登らなければ家に入れないというお宅の、動線短縮・解消リフォームです。

ガレージからでてすぐ玄関への階段が外にあるので、雪国でなければそう問題にはならなかったのかもしれませんが、雪積もるシーズンは階段が滑り、毎年家族で誰かしら転んでしまうというお悩みを数十年も抱えておられたようでした。

オーナー様もご高齢になり、足腰の負担軽減、吹雪ふくなかでわざわざ一度外へ出るのは大変ということで、外階段の屋内化も検討したようでしたが、敷地の都合もあり、室内へ新たに階段を設置することに。逆に、せっかくのインナーガレージなのに、なぜ今までなかったのだろうか?と。

さておき、当初から階段スペースなどなかったわけですから、どこへ階段の空間を捻出したらいいだろうかという打合せからはじまり、消去法で決まったのが2階への階段の下の物置スペース。
「ここから下へ向かうのがベター。縁側の陽だまり部分をぶちぬいて、今の玄関も狭くする案はもったいない。」
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結果的にはすんなり納まり、車でのお買い物の後も荷物をもったまま室内へ出入りすることができるようになりました。動線は今までの1/2以上も短縮されました。なにしろ、一度外階段前へ車を駐車し荷物をあげて、車を回してガレージに入れて、また外へ出てから階段を登り家に入るということを繰り返していたのですから、考えたらものすごい短縮です。
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介助が必要だったオーナー様の外階段の登り降りもご自身で行えるようになり、ご家族のご負担もかなり軽減されたようで
(ばあちゃん、転ばないかと心配で今まではずっと支えて外に出てたけど、)
「下で待ってるだけでゆっくり降りてきてくれるから助かるわ〜」
「ばあちゃんも、ちょっとは自信ついたみたいだし」

図面で高さ計画したのももちろんですが、既存の施工図など存在するわけもなく、さらに基礎コンクリートから10cmほど断熱層が飛び出ているので、狭くなった階段室ですが、階段の勾配をきつくすることなく造作で階段形状を調整してクリア。
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既存を解体しながら、現場で
「ちょっとこうしたほうが広くなるかも」
「この下地削れれば、頭当たらなくなるからこうしようか」
と変更しながら、結果オーライになるように悩みながらの施工。鍛えられます。

・・・
十分な検討期間を持ったことで、寒さ対策も優先しております。
「どおせ自分たちしか通らないんだから、予算は隙間風とか寒さ対策に回してほしい」
そのおかげで、断熱区画はビシっと決まっております。
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あいかわらず、丁寧な下地作り、大工のあっちゃん、さすがです。
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by iwamurakensyo | 2016-08-28 11:43 | 介護補助  

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