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普段は見えない構造材

昨日までの良い天気が嘘のような今日の雨。シトシトと、時には雨どいから滝のように流れるほどの雨。現場の近辺でいつもうなっている稲刈りのコンバインの音も、今日はお休みでした。

今回の現場は、以前増築した箇所らしく、柱が抜かれたためなのか、「間(部屋の大きさ)」を変更した為なのか幾重にも梁同士が支え合っていました。
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「リフォーム」となると、「明るい色にしたい!」「広くしたい!」などの見た目、或いは使い勝手を変更する工事と言うことをイメージすると思います。確かにそれを目的として行うわけですが、部屋の形的な変更を伴う場合は、化粧材などの内装材ばかりでなく、もちろん柱や梁の構造も変更しなければいけません。しかし、簡単に「ハイ、この柱抜いてもOKです。」というわけでもないのです。
「この柱を抜いた場合、そこに梁を架ければ、その上の直行している梁を支えれるから、この柱は抜いてもOKです。」(例)
とまあこんな具合にOKが出るのです。

さあコレからが棟梁の悩みどころです。自分じゃないですけどね。

by iwamurakensyo | 2006-10-06 19:08 | 現場コラム  

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